夏にアイナナを知ったド新規の私ですが、アイナナにハマった記事を書いてから、先輩マネージャーに色々とご指南頂き、10月初めにアプリゲームをダウンロードしました。
ソシャゲはツムツムとテニラビ*1くらいしかやっていなかったので、なんかこう、何をどうしたらいいか全然分からず、とりあえず1部からストーリー読み返したり、好きな曲を叩いたりして、ゆ〜〜るく楽しんでいました。
↓↓楽しむ様子
そしてアプリをダウンロードする前から、噂で「好き嫌い分かれるかもしれないけど、好きな人にはぶっ刺さるヤバい話」として『ダンスマカブル』なるモノがあることを聞きました。
気になったので軽率に色々調べたところ、ハロプロでいう『LILIUM -リリウム 少女純潔歌劇-』*2みたいな感じで、凝った世界観と複雑な人間模様と容赦ない展開がオタクを帰らぬ人にする系のやつという認識を得ました。
「うゎ~~~~~、絶対好きだ~~~」と勝手に確信して、アプリで読むのを楽しみにしていましたが、残念ながらイベントストーリーは冒頭の1話しか読めません。
どうせ読めないならいっか……と、堪え性のない私は人物相関図や話の概要を、本当に軽率に調べては「へぇ、好きそう…」「あぁ~なるほど…好きそう…」と諦めついでに謎の確認作業をしてたんですが、、なんか、復刻ってお知らせが来まして、、、
……は????復刻!?!?!
マジかよーーーーーーーーー!!!
ここで初めて、調べまくっちゃったことを後悔しましたね…。
ネタバレ気にしない性分で、いくら堪え性のない私でも、アプリ始めて1か月で本編読めるんだったら、流石に地下組のこととか調べなかったわ~~!
ソシャゲ慣れしていないことと、新規ゆえの勢いの良さが仇となりました。
なんか、ごめんなさい。
そんな感じで前置き長くなりましたが、
復刻したダンマカ完走しました!!!
噂通りすごかったし、個人的にはとても楽しかったです。
無料でここまでのクオリティのお話が読めるなんて、ソシャゲってすげーって思いました。
楽しかったことは、書き残すと読み返したときまた楽しくなれるので、せっかくだし、個人的な感想を書き残しておこうと思います。
※全編について、ネタバレします。ソシャゲのイベントというのは復刻する可能性がある(大事)ので、本編未読の方は読まない方がいいです。
※初心者の超個人的な感想なので、解釈が合わなかったり、知識不足で不快な思いをさせたらすみません。
※特別な知識や独自の視点を持つような人間じゃないので、たぶん5億回語られてる普通の感想しか言えません。長い前置き書いといてアレですが、期待せず凡人の王道の反応を見守ってください。
目次
キャラクターについて
2次元のキャラが、別のキャラクターを演じるってどゆこと?それって同じcvの別キャラじゃね?と2次元アイドル初心者の私は思いましたが、意外と違和感なく、キャラが演じる別キャラクターというのを楽しめました。
当て書き感があるから、宝塚の配役に感じるところと似てて、演者と役との共通点や相違点が見どころにもなるし、演者を知っているからこそ、役の見えない部分もこっちで補完しやすいので、複雑な設定のキャラクターたちにも愛着が沸いたし、人物相関図も頭に入りやすくて助かりました。
(2.5次元ミュージカルとはここが逆ですよね。役を通して演者を知るのが2.5次元だけど、この場合は演者を通して役を知るので、テニミュばかり見てきた自分には新鮮で面白かったです。)
前編を読んでいた時は、もうリーベルさんがカッコよすぎて、ただでさえアニナナで八乙女楽に色々もっていかれていた私には眩しすぎました。
こんな強くて真っすぐで頑張っていて、そりゃ応援したくなっちゃうよ……世界救ってほしい…。
正直、冒頭からずっと「ぜってー死ぬ(泣)大きな夢を誰かに託して美しく死ぬ(泣)」と思い読み進めていましたが、あくまで細くて白いのは八乙女楽であり、リーベルさんは割と生命力も強かったので、最後の最後まで頑張っててくれて良かったです。
アニメ3期の放送分までしかアイナナ本編を知らないので、ŹOOĻの4人については色々印象が変わりました。
(一個前の復刻イベントでモフモフした何かに変身してレースしてたのも可愛かったね)
だから亥清悠くんとか、もう良い子にしか見えないので、アニメ3期の続きが放送されても、余裕で好きになっちゃうんじゃないかと思いますね!
3部はそんな甘くねぇぞ……とゴルゴ顔で先人オタクに言われそうですが、結果的に打ちのめされたらそれはそれでいいです。その時は、やられた〜!と頭抱えて苦しみます。
後編は地下組の切なさに泣きました。
かつてのカバネくんはきっと本当に真っすぐで誇り高くてカッコよかったんでしょうね…。
色々と悲しすぎて、やり切れなくて泣いちゃうのですが、この真っ直ぐさ故の危うさみたいのは、演じている一織くんとも重なる部分があり、本編ではこうならないでくれ~~~と勝手に心配してしまいます。
センターの陸くんを守るため、IDOLiSH7を守るために、いつも真っ直ぐで自分が正しいと信じているパーフェクト高校生の一織くんが、あるときポキッと折れてしまうんじゃないか、と不安になることがあるので、今回のお話でそれが描かれたような気がして、役にもキャラにも思い入れが強くなりました。
もしかして、配役が天才……???
あとフーガくんがさぁ~~~~~!
いや割と最初から「ぜってー死ぬ(泣)」と思ってたよ!若くて口が悪くて勢いある子はすぐ死ぬ!!
でもあんな悲しい終わり方だと思わなくて、リーベルさんてほんっと罪な男~~と泣きました。
リーベルさんは本当に心の支えだったんだろうな…。変わっていくリーベルさんに自分だけついていけなくて、ただでさえ不安定な世界がさらに色々不安定になっちゃって、心も身体も崩れていっちゃったんだなぁ…。
つら………。
憧れの人にはずっと憧れの姿でいて欲しいって、アイドルを応援するときの気持ちと同じだから分かるような気もするよ…。
変化を良しと思う人間もいれば、嫌だと思う人もいて、感じ方は仲間で同じ夢を求める人でも違ってしまうのが本当に切ないと思いました。
それもまた、アイドルに通ずるものがある気がするので、アイドルオタクにこれ見せるって、ほんとメンタル育成されてるな〜〜!!
そういう意味では、クヴァルさんはガッツリ突っ走って、ドップリ絶望してからしっかり立ち直ったから、やはり割り切る事って大事だね!
(あまりの執着と行動力の強さにDV男みあって少し警戒したけど、良い人になってくれて良かった)
他にもシャオくんの境遇とか、上手いな…と思いながら読んでいました。
地上出身だからこそ、恵まれた現状を変えたくないと思う人もいるという、新たな立場が示されて、彼が彼なりに、自分の平和を乱す天子の行為を憎み、制止しようとするのも分かります。
そういう、生まれ育った環境の影響力ってアイナナ本編でもよく描かれているイメージなので、シャオくんの行動原理として納得できるし、人物の解像度が上がるので、すごくアイナナらしい人物だと思いました。
みんな個性的で、キャラと重なる部分もあれば、違う一面もあって、その違う一面ももしかしたらキャラの隠れた魅力だったりして…と色んな気づきが広がるキャラクター設定と配役でした。
自分の推しがどう扱われるかって点では、まあ賛否あるだろうな〜と思うけど、実際のアイドルとか俳優を推してても、よくあること*3だしね!
私の推しに何してくれとんじゃ〜!!!ってこと、あるある。
ただ推しにゲロ甘オタクからしたら推しを恨むなんて貴重な機会なので、恨みたくなるキャスティングも、それなりに楽しむといいと思います。
ストーリーについて
アプリゲームでお話を読むという経験があまりなかったので、複雑そうなお話をちゃんと理解できるか少し不安だったのですが、フルボイスだし場面ごとにBGMやSEがしっかり入っていたので、脳内でがっつり映像化できました。
二分された世界、とあるけれど実際の勢力はもっと複雑で、各陣営の思想や目的がそれぞれ違ったので、どこがどうなれば上手くいくのかが一筋縄ではいかず、読み進めても「どうすんの?どうなんの???」と先が気になり過ぎて、オートモード&3倍ブーストでガツガツにやり込みました。
天子を希望として連れ出したリベリオンと、金として売り飛ばそうとする黒縄夜行と、象徴として閉じ込めようとするアークやナーヴ教会の思惑が色々交錯してるし、天子・アルム自身の意志や、単独行動を始めるクヴァルなど、組織とは別に個人の思想も段々と分かってきて、どれにも少しずつ納得できる部分があり、途中から本当に「全員なんとかなれ…」と不毛なことを願ってしまいました。
前編は「リベリオンがんばえー!まけうなー!」って感じでしたが、後編はもう、「しんど……」って状態でしたね。
既にだいぶ書きましたが、フーガくんの最期が悲しかったです。
あの辺りから、一話一話進めるのが少し怖くなりました…。
(読み終わった時に増える経験値、少なくない?こっちはこんな打ちのめされてるのに、10だけ????うっそぉ〜〜…)
あと地下組の昔話が辛すぎて〜〜…
カバネくんがクオンくんを救ったことを後悔してしまっているのも、そんな自分を責めてしまうのも、それを側で見続けるクオンくんも、2人を気遣うコノエくんも、全員辛いし、この先もずっと辛いというのがもう、どうしようもなく悲しかったです。
はぁ〜〜〜〜ナーヴめ〜〜!!!
でも最後に駆けつけてくれたカバネくんが本当かっこよくてさぁ〜〜(泣)
過去は変えられないし、死ねないことを嘆いていたけれど、やっぱ君は生きてるんだよ〜!まだ終わってないんだよ〜〜!!と泣きながら見守りました。
カバネくんがまた英雄になろうとしてくれて、たぶんクオンくんも嬉しく思うでしょうよ……。
でも、そういう気持ちをお互い伝えられないのが、切なくて死ぬ。
単純な人間なので、ストーリーの色々にもそんな疑問持ったりせず読み切りました。
呪いの色々とかもファンタジーだし、ね。
そりゃエーテルネーア様が完全解呪しといたよん♪と言ってくれたらどんなに良かったか!なんて思ったりもしますが、まあ、それはナシでしょうね。
ナーヴ側にも色々事情があるはずで、一概に完全悪とも言い切れない(やはりあそこにも住人が暮らして繁栄してるなら、それを守ろうとするのは当然のこと)気もするので、ここまで複雑に展開してきたお話が、そう簡単にサクッと解決するわけないよな、と納得できます。
もっと尺があったら〜〜〜とか、あれもこれももっと深掘りして欲しい〜〜、って気持ちはもちろんあるけど、キリ無いだろうし、こんだけ重たい話読まされてるので、物足りなさとかはそんな感じませんでした。
無料でこれだけのお話が読めて楽しかったです。
ストーリー分岐について
分岐あるの知らなくて、ビックリしました。
こんなにもキャラクターたちが必死に生きようとしているんだから、大事な判断を私ごときに委ねるな!!!自分で決めろ!!と全放棄したくなりましたが、選択しないと進めないので、ヒィヒィしながら選びました。
(鬼滅の1話で炭治郎に叫んだ富岡さんの気持ちがよく分かったわ!!)
選んだけど、どっちも読みましたよ…。
いや〜、どっちが好きかっていう話を延々とオタクとしたいですね~!!!
てか皆様したんだろ~な~~!!ずるい〜混ぜて〜〜!!!!
少数派かもしれませんが、私は上段のが好きです。
理由としては、地下組の物語が完結するのと、カバネが信じたリーベルとアルムの関係を、私も信じたいと思ったからです。
解呪を始めるシーンで、少しカバネが嬉しそうにしていたのが印象的で、後悔ばかりしていた彼が、前向きに未来を信じて行動できていることが私も嬉しくて、あの姿を見られて良かったと思いました。
消えてしまうのは悲しいし、結局カバネは最後まで悔やんでしまっているけれど、その後のクオンの言葉で泣きましたね…。
長い時間すれ違っていたけど、その時間で2人はちゃんと分かり合っていたんだな〜〜…
はぁ〜〜〜〜〜(泣)
あとリーベルとアルムのシーンが一体どのくらい先の話なのかが分からないので、そんなにバッドエンドには感じなかったのですが、どうなんですかね?
「遥か未来」ってことは、たった数年であの何もない世界になった訳ではないんじゃないかな、と思うので、あそこに至るまで何があったのかはとても気になりますが、あの空白感は個人的に嫌いじゃないです。
手塚治虫の『火の鳥 未来編』*4みたいに、あの2人が新たな生命の誕生を見届けたり、何かしらの方法で完全解呪したりするのかな〜、と色々考えたくなります。
リーベルさんの声がめちゃくちゃ優しかったので、2人は大丈夫だと信じたいです。
何をもって大丈夫?とも思いますが、心穏やかに仲良く過ごしてくれ〜!!
もう一方のエンドのが分かりやすい「その後」で、安心感ありました。
登場人物がたくさんもう一度出てきて、上手くいきそうで、前向きに終わります。
だから、どっちも好きですね。
地下組が最期を迎えるから上段が好きだと語りましたが、この下段の方でも、2人が一連の出来事を機に関係改善していったり、不死から解放される方法を見つけたりするかもしれないので、良い方向に向かう可能性は大いにありますし、そういう考察をするのも楽しいと思います。
アルムくんは、これからも象徴として生きていくけれど、彼が自分の意志でそれを選び、その力で周りを前向きにしてくれて、世界が変わっていってくれたら、アイドルゲームとして最高のエンドですよね。
そう、こっちの選択肢にして、これアイドルゲームだったわ…と思い出しました。
アルムくんのアイドル性を見出したリーベルさん、八乙女家の祖先か…???
どっちのラストも全貌が見えないので多少モヤりますが、そのモヤを自分の中で考えていけるので、オタクとしては、この頭から離れない感じは好きです!
前情報を見まくったこと後悔していましたが、それでも最後まで十分楽しめました!!
(ただし、以後気を付けます。)
終わりに
長い割にまとまりもなくて、読みにくい感想になってしまいましたが、色々と吐き出せて私はスッキリしました。
アイナナで初めてちゃんとイベントに参加したのですが、事前に完走するためのアドバイスを下さったり、メンタルを心配して下さったり、先輩マネージャー様方にはたくさんお世話になりました。
おかげでカード覚醒、オートモード、3倍ブースト、特攻カードなど初めてのことを色々やりつつ、最後まで楽しくダンマカすることが出来ました。
本当にありがとうございました。
↓楽しんでる様子
TRIGGERの『My Precious World』が好きすぎて、世界観の再現度も、3人の歌声も、絶妙な歌割りも、主題歌として完璧で、エンドロール見た時のカタルシスがやばかったです。
おかげで曲を聞いてるだけでも脳内を丸い球が流れてきたんですが、リズムゲームあるあるなのかな?
歌詞の意味とか考えつつ、「私のために負けないで~~~~(泣)」と思い必死にやっていましたが、気づくとちゃんと上達して、絶対無理だと思っていたけど最終的にはexpertでフルコン叩けるようになったので、嬉しかったです。(パフェコンは一生無理だと思う。)
曲も、リズムゲームも、ストーリーも全部クオリティが高いって、すげぇ~~。
イベント期間という特別な日々を楽しめて良かったです。
アニメをあまりに一気見してしまったので、それ以降はいったん大量摂取したものを消化していく期間にしようとゆっくり進めていたんですが、突然5部が発表されてしまいました。
↓突然の発表に戸惑う新規オタク
アイナナもダンマカも楽しんでおいてあれですが、本当は重い話とか暗い話って、あんま得意じゃなくて、普段はそういう前情報がある作品*5て避けがちなんですが、アイナナは面白いから見ちゃったし、ちゃんと先も気になるので、メンタルと相談しつつ、なるべく早くお話に追きつきたいと思います。
とりあえず、すっ飛ばして5部やるのだけは止めますね!!!!
でも基本ネタバレなど気にしない性格なので、たぶん人の感想くらいはチラ見しちゃうだろうな…。
欲のままにしか生きられないので、あちこち手を出してしまうと思いますが、今後も見守って頂けたら嬉しいです。
以上!!!!
ほんと、長々とありがとうございました。
おわり。
※アイナナについて他記事でも語っております。もしご興味あれば、読んでもらえたら嬉しいです。
szhello.hatenablog.com
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